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2007年7月29日 (日)

「アンフィニッシュ・ライフ」

週末に近所のツタヤに行ったら、私が字幕翻訳した「アンフィニッシュ・ライフ」が最新作として棚に並んでいました。出演がジェニファー・ロペス、ロバート・レッドフォード、モーガン・フリーマンとすごい顔ぶれなのに日本では劇場公開されず、ビデオストレート(今はDVDストレート?)となった隠れた名作です。私はこういう静かなドラマ、すごく好きなんですよ。こんないい映画の字幕を翻訳できて本当に嬉しいし、結構借りられているのを見て、さらに嬉しくなりました。




アンフィニッシュ・ライフ


DVD

アンフィニッシュ・ライフ


販売元:ジェネオン エンタテインメント

発売日:2007/07/25

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2007年7月10日 (火)

なぜペンネーム「蒼井」を使うか

女性は結婚すると姓が変わります。私は2回結婚しているので2回変わりました。旧姓のまま字幕の仕事を続けられれば簡単なのですが、私の旧姓は「字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ」の太田直子さんと同音の「大田(おおた)」なので、同業者として非常にまぎらわしい。だから字幕翻訳をずっと続けるために、絶対に変わらないペンネームをつけようと決心したのです。

昔、歌手の山口百恵さんが自伝「蒼い時」を出した時、「蒼」という漢字を初めて見て「うわー、すごく好きだな」と思いました。それがずっと心にあったので、ペンネームには「蒼」という字を使おうと決めたんです。個人的に、ブルーの色が好きということもありましたし。

しかし字幕業界でペンネームを使う人は非常に少なく、字幕翻訳者名を出す際に「蒼井」ではなく本名を記載されてしまうこともしょっちゅうです。でも、一度決めた大事な仕事の名前ですから「記載する際は『蒼井』でお願いします」と念押しするようにしています。一本でも字幕翻訳「蒼井尚子」の作品を増やすよう、がんばらねば。

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2007年7月 4日 (水)

仕事がないときの心理状態

字幕翻訳の仕事は、ハコを割り、翻訳し、仮ミックスチェックで何度か制作の方とやりとりをして終了。とりあえず一段落つくと、心は解放感に包まれます。仕事をしながら“終わったらやりたいことリスト”を作っておき、まずはそれを片付けていくのが第一段階。朝のウォーキングで汗をかいたら、ゆっくりとお風呂につかって読書。この朝の儀式だけでもかなりリラックスできます。

そして第二段階。観たいと思っていたDVDを時間が許す限り観る。すごい数を借りることが多いので「次の仕事がきませんように」と願う。しばらく仕事はしたくない、という仕事拒否モードです。

読書もDVD鑑賞もかなり満喫すると、「そろそろ仕事が来ないかな」と思う第三段階。「このままじゃ開店休業だ」とか「ああ、もうこのまま仕事がこなくて専業主婦だ」などという不安や焦り、あきらめが心をよぎる。しかし悩むより行動、「仕事ありませんか?」と電話やメールで営業をスタート、あわよくば新しい仕事が入る、という流れで今までやってきています。

そもそも、こっちが思うとおりに仕事は来ないんです。依頼があるときは、決まってまとめて同じ時期に来ます。「降ればどしゃぶり」とでも言いましょうか。うまくバラけて来てくれれば断らずに済むものを、数作品を同時に進めるのは難しいので、泣く泣く断ります。そんなこんなで何とか続けていますが、とにかく楽しい字幕翻訳の仕事。やめられません。

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