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2008年6月19日 (木)

翻訳家のエッセイ

翻訳家・鴻巣友季子さんの「孕(はら)むことば」というエッセイをご紹介します。

孕むことばBook孕むことば


著者:鴻巣 友季子

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小説の翻訳家として活躍されている彼女は、40歳にして女児を出産。「縦軸が子育て、横軸が文学、斜線に体のことなど女子トークなど」という切り口で、激しく共感&感動してしまうエッセイを書いてくれています。

まず、妊娠&出産における独特の言い回しについて。「完全母乳」を表す「カンボ」、「かなり頻繁に」という意味の「ヒンカイ(頻回)」は、実は私、知りませんでした。私が妊娠出産を経験して覚えた言葉は、骨盤を支える筋肉を表す「骨盤底筋群」(今は骨盤矯正ブームなので、かなり認知されているかも)、胎内の赤ちゃんの心臓の音を示す「児心音(じしんおん)」でしょうか。

あと、子供が架空の(というか大人には見えないだけか?)お友達の話をするというくだりは、うちの長女も「ミウちゃん」というオトモダチがいるようなので、うちの子だけじゃないんだ、と安心しました。子供が言葉を覚えていく過程を翻訳家ならではのユニークな視点から描いているので、何度も「そうそう!」と思いながら読みました。私が心から愛する「空耳」とか「ボキャブラ」的な要素も含まれているので、より一層面白いです。

もう一冊、翻訳家のエッセイをご紹介。岸本佐知子さんの「ねにもつタイプ」もかなりユニークです。

ねにもつタイプBookねにもつタイプ


著者:岸本 佐知子

販売元:筑摩書房
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自分も結構変なことを考えるほうだけど、彼女のエッセイを読むと自分が平凡に思えますsmile

今度は映画の話。松田優作主演の「蘇る金狼」を見ました。少し前に見た「魂萌え」に出ていた風吹ジュンが、濃厚な濡れ場を演じていたのでびっくり。30年近い年月が流れていますが、風吹ジュンはおばさんになっても可愛いですね。松田優作の鍛えぬいた体にも驚きました。

こんな人がこんな映画に、という流れで。「ワーキングガール」にケビン・スペイシーが出ていました。コカイン大好きなトレーダー、という役どころですが、お宝を発見したようで嬉しかったです。しかし、20年前の株取引の世界は、ネット取引が主流の現代と比べると、本当にアナログで逆に新鮮な感じ。メリル・ストリープとロバート・デニーロの「恋におちて」を去年見た時、携帯電話さえあれば解決するはずなのに、その携帯電話自体が存在しないもどかしさを感じたのと同じです。パソコンと携帯電話は、私たちを取り巻く世界をそれはもう大きく変えたと実感しました。

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