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2008年8月25日 (月)

「流れる星は生きている」

自分の悩みなんて小さい小さい、と思わせてる本に出会いました。数学者、藤原正彦氏の母、藤原てい著「流れる星は生きている」。

流れる星は生きている (中公文庫BIBLIO20世紀)Book流れる星は生きている (中公文庫BIBLIO20世紀)

著者:藤原 てい
販売元:中央公論新社
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満州から朝鮮北部を通って日本に引き揚げてきた時のことを書いたノンフィクションですが、wikipediaを見たら「遺書のつもりで書いた」とありました。それはもう、想像を絶するすさまじい世界です。夫は別の場所に強制労働に連行され、ひと月前に出産したばかりなのに、幼い息子2人と、生後1ヶ月の娘を連れて逃げなければならない。食べる物がないので、お乳もでない。授乳をするだけで体力を消耗することは自分自身が体験しているのでよく分かります。

極限の世界で、人間の本性がむき出しになる。生きるより死ぬほうがどれだけ楽か、と思える状況。「子育て」というより「生きる」ことについて、真剣に考えさせられる1冊でした。

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2008年8月18日 (月)

育児の悩み

最近、子育てに精神的な限界を感じつつある。暑くて外に出ない日が続いているせいかもしれない。外に出ず家の中にいるのは、私にとって得意中の得意だったはずなのに。

12月に5歳になる長女は、かなり生意気になってきており、言うことを聞かないことが多くなった。いつも自分が長女に「早く、早く」と言っている気がする。もう勝手にしろ、と、心だけはどこか違うステキな場所に飛んでいって、無視したくなる。実際、無視するときもある。

働いていたけど結婚して妊娠して専業主婦になった女性は、もっとも悩みが深いのではないかと思う。子育てに関しては、当然のごとく女性が仕事をやめて家庭に入ることが多い。夫が家庭に入ることもあるようだが、それが非常に珍しいことだからこそ、ニュースになり話題になる。

世間の人たちは、専業主婦がとりたてて不満もなく子育てをしていると思っているのだろうか?確かに、子どもはかわいい。でも、常にどこか物足りない、満たされない気持ちが渦巻いているのが実情だと思う。私はそうだ。私の場合、細々とではあるが仕事を続けられるということが、唯一の心の拠り所である。社会との接点が欲しい、ということではない。子育て以外の、自分の時間が欲しいのだ。

思い悩むことが多くなり、子育て本に助けを求めてみる。手当たり次第、というか検索してヒットした本を適当にみつくろって購入し、読んでみた。

まずは柏木惠子著「子どもが育つ条件ーー家族心理学から考える」。これは実に読み応えがあった。悩める母親から相談を受けたら、私はこの本をすすめるだろう。

子どもが育つ条件―家族心理学から考える (岩波新書 新赤版 1142)Book子どもが育つ条件―家族心理学から考える (岩波新書 新赤版 1142)

著者:柏木 惠子
販売元:岩波書店
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一方、かなり赤裸々に子育ての悩みを書いた本もある。結木美砂江著「みんな悩んでママになる」がそれだ。「いままでの出産、育児の本は、その裏側の部分を故意に隠しているのではないかと勘ぐりたくなるほど触れようとしていない(本文より引用)」 とあり、激しく共感。

Bookみんな悩んでママになる (学陽文庫―女性文庫)

著者:結木 美砂江
販売元:学陽書房
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そして七田眞著「子どもの知力を伸ばす300の知恵」。子どもにどう教育するか、という点においては参考になる部分が多いが、「父親が忙しくて育児にあまり参加できない」ことを前提としている点が解せない。恐ろしいことに、これが日本における絶対的な前提であるような気がする。

子どもの知力を伸ばす300の知恵 (PHP文庫)Book子どもの知力を伸ばす300の知恵 (PHP文庫)

著者:七田眞
販売元:PHP研究所
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こうして本を読み進めると、いやでも現実を見据えることになる。夫と、もっと話し合う必要があると痛感した。長女を妊娠した時点で、子育てについての方針を話し合っておくべきだったと思うが、今からでも遅くない。このまま黙って不満を抱えていたら、私は爆発するだろう。ある日突然、家族を捨てたくなるかもしれない。

そういえば映画でもあったな。メリル・ストリープ、ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア主演の「めぐり合う時間たち」で、主婦役のジュリアン・ムーアは息子と夫を捨てる。そうしないと自分がずぶずぶと溺れて息ができなくなりそうで。

めぐりあう時間たちDVDめぐりあう時間たち

販売元:アスミック
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私も少し、生活を変えたほうがいいのかもしれない。自分が行動を起こさないと、何も変わらないから。

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2008年8月14日 (木)

日本で初めてミシンを使った女性

長女の影響で見始めたNHK大河ドラマ「篤姫」、面白くて私のほうが毎週きちんと見ています。

先週末の「桜田門外の変」の回で、篤姫がジョン万次郎からミシンを贈られました。「日本で初めてミシンを使った女性と言われています」とナレーションが入ったのでびっくり。自分がミシンを使っていなかったら聞き流すところですが、思わず「へえeye

今、WOWOWで「Sex and the City」と「独眼竜政宗」の全話放送をやっており録画してあるのですが、どちらも見始めるとやめられなくて困ります。

オリンピックも見たいし、ドラマも見たいし、本も読みたい。1日24時間じゃ足りない!

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2008年8月12日 (火)

避暑地、白馬にて

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GWにも訪れた白馬に行ってきました。いつも泊まらせていただくのがAさん夫妻の山荘。車にぎゅうぎゅう荷物を詰め込んで、4時間以上のドライブですが、苦労して来る甲斐がある場所です。おおらかで人間的に素晴らしいAさん夫妻に会いたい、というのも大きな理由です。

蒸し風呂のような東京に比べると、朝晩は寒いくらい。日中もクーラーいらずなので、体がラクです。ちょっとお散歩に出ると、空は青く、緑が目にまぶしい。4歳の長女も川遊びや、犬の散歩、虫とりなど、自然の中で思い切り遊べるのがうれしくてたまらないようです。いつもは「ママ、ママ」の甘えん坊なのに、白馬に来ると大好きなAさんにまとわりついて離れません。

次女が昼寝をしている間は読書タイム。

にんげんのおへそ にんげんのおへそ

販売元:楽天ブックス
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女優、高峰秀子さんのエッセイ。どうしても「犬神家の一族」のイメージが私の頭からぬぐい去れないのですがsweat01 

病院での待ち時間に「ミセス」か「家庭画報」か、ミセス向けの雑誌を読んでいたところ、彼女の特集が載っていて、養母に育てられたこと、その養母がとんでもない人だったことが書かれていました。かなり強烈なインパクトがあったので、その雑誌の記事も書いた斉藤明美氏の「高峰秀子の捨てられない荷物」を読んだところ、これまたかなりすごい人生を送った女優だったことが分かったわけです。

高峰秀子の捨てられない荷物 (文春文庫)Book高峰秀子の捨てられない荷物 (文春文庫)

著者:斎藤 明美
販売元:文藝春秋
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最近は、新聞や雑誌で気になる記事があったら、すぐにチェックするようにしています。極端ですが、人生は短いから死ぬまでに自分が興味を持つことに貪欲であろうと決めました。ある本を読むと、その中に出てきた何かにつながって、どんどん広がっていくのがとても楽しい。読みたい本は溜まっていくばかりなので、時間の有効活用が常に私にとっては課題です。

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2008年8月 7日 (木)

新潮クレストブックス

停電の夜に (新潮クレスト・ブックス)Book停電の夜に (新潮クレスト・ブックス)

著者:ジュンパ ラヒリ
販売元:新潮社
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紙の質、フォント、装丁、すべてにこだわりが感じられるのが新潮クレスト・ブックス。海外の良質な小説を、どんどん出してくれます。

今まで読んだのは「停電の夜に」「パイロットの妻」「ペンギンの憂鬱」「朗読者」など。まだ数冊、買ったまま本棚にあります。美しい表紙をながめるだけに終わらないようにしなくては。

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デビッド・リンチ監督

インランド・エンパイア 通常版DVDインランド・エンパイア 通常版

販売元:角川エンタテインメント
発売日:2008/02/22
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デビッド・リンチ監督の「インランド・エンパイア」を借りて見始めたのですが、私にはまったく理解不可能。「これは今、観るべき映画ではない」と結論づけて、途中でやめましたweep

私をテレビドラマ中毒にさせたきっかけが彼の「ツインピークス」だっただけに、ずっと見続けていた彼の作品。将来、ゆったりと時間がある時に観ようと思います。

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2008年8月 6日 (水)

雨のあと、雲間から差す一筋の光

200808070848000_2最近、手作りの世界に足を踏み入れているせいか、布地などが気になります。最近、特にお気に入りなのが「ソレイアード」という南仏プロヴァンスに古くから伝わる伝統的なプリント柄。「ソレイアード」という言葉が「雨のあと、雲間から差す一筋の光」という意味だと知り、なんてステキなんだろう!と胸が震えてしまいました。日本語に訳すと、こんなに長くなるのに、フランス語だと1つの単語で表せるのがすごい。英語だと、私は"deserve"、"matter"、"miss"という動詞がすばらしいと思ってます(字幕的には訳しにくいsweat01

二子玉川にお店があるので、先日行ってみました。本当は裁縫箱が欲しいのだけど、どうも使い勝手がよくなさそうなので、とりあえずはナプキンから買いました。

漠然とですが、南仏に憧れてしまう私。有名な「南仏プロヴァンスの12ヶ月」を読んでみようかな。ラッセル・クロウ主演の「プロヴァンスの贈り物」はイマイチだったけれど。死ぬ前に、必ずプロヴァンスのソレイアード工房を訪ねようと思います。

ところで、今日は「鼻の日」なんですね。8月7日で「は」「な」。

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2008年8月 4日 (月)

今日の英単語

今のところ、週に2〜3回はiKnowを続けています。

その中で decimal(小数の、十進法の)という単語がでてきました。そしてある日、新聞の署名記事のところで「弟子丸」という名字があり、日本語と英語で「デシマル」という同じ発音の言葉がflair とちょっと興奮してしまいました。

違う言語で意味も違うけど、同じ発音の言葉があるのって不思議ですよね。今までもいくつかあった気がするのに、思い出せません。思い出したら書きます。

さらに今日、新しく覚えた英単語は2つ。「毎日、数行!マーケット情報で学ぶ経済英語」にあったものです。

   letup 減少(upなのに、減るんだ)
   stagnant 停滞した

新聞のマネー欄にのっている「逆日歩」という言葉、私は「ギャクニッポ」だと思っていたのに本当は「ギャクヒブ」でした。マネー用語は難しいのが多いな。

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2008年8月 3日 (日)

東京島

東京島Book東京島

著者:桐野 夏生
販売元:新潮社
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桐野夏生の「東京島」、一気に読みました。1993年、江戸川乱歩賞を受賞した「顔に降りかかる雨」を読んで以来(もう15年経ってる)ほとんど読んでいます。「ミロシリーズ」の番外編「水の眠り 灰の夢」が特に好き。人間のドロドロした感情を描かせたら天下一品。すごい文章力だな、といつも圧倒されます。

夜はいつも8時半ごろにベッドに入り、娘2人を寝かしつけるので、ベッドにいる延べ時間が非常に長い私。本を読むためには朝5時ごろ起きるのが一番ジャマが入りません。当分は、早朝が貴重な読書タイムになりそうです。

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2008年8月 2日 (土)

Almost寝返り

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今日で5ヶ月になる次女。もうちょっとで寝返り、というところです。

「あの頃、ペニー・レインと」という映画の原題は「Almost Famous」。“ブレイク寸前”という意味でしたが、まさに次女も"寝返り寸前”sign03 思わず、「がんばれ、もう一息!」と声をかけたくなりますが、下になったほうの腕を抜くのが難しいようです。エビぞりになったらなったで、元に戻ることもできず、助けを求めて泣くパターンが続いています。

もうすぐ離乳食も始めなきゃ。長女の時はどうしたっけなぁ、と記憶をたどりますが、あまり覚えてません。とりあえずは、とろとろおかゆからかな。

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