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2008年8月25日 (月)

「流れる星は生きている」

自分の悩みなんて小さい小さい、と思わせてる本に出会いました。数学者、藤原正彦氏の母、藤原てい著「流れる星は生きている」。

流れる星は生きている (中公文庫BIBLIO20世紀)Book流れる星は生きている (中公文庫BIBLIO20世紀)

著者:藤原 てい
販売元:中央公論新社
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満州から朝鮮北部を通って日本に引き揚げてきた時のことを書いたノンフィクションですが、wikipediaを見たら「遺書のつもりで書いた」とありました。それはもう、想像を絶するすさまじい世界です。夫は別の場所に強制労働に連行され、ひと月前に出産したばかりなのに、幼い息子2人と、生後1ヶ月の娘を連れて逃げなければならない。食べる物がないので、お乳もでない。授乳をするだけで体力を消耗することは自分自身が体験しているのでよく分かります。

極限の世界で、人間の本性がむき出しになる。生きるより死ぬほうがどれだけ楽か、と思える状況。「子育て」というより「生きる」ことについて、真剣に考えさせられる1冊でした。

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