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2008年8月18日 (月)

育児の悩み

最近、子育てに精神的な限界を感じつつある。暑くて外に出ない日が続いているせいかもしれない。外に出ず家の中にいるのは、私にとって得意中の得意だったはずなのに。

12月に5歳になる長女は、かなり生意気になってきており、言うことを聞かないことが多くなった。いつも自分が長女に「早く、早く」と言っている気がする。もう勝手にしろ、と、心だけはどこか違うステキな場所に飛んでいって、無視したくなる。実際、無視するときもある。

働いていたけど結婚して妊娠して専業主婦になった女性は、もっとも悩みが深いのではないかと思う。子育てに関しては、当然のごとく女性が仕事をやめて家庭に入ることが多い。夫が家庭に入ることもあるようだが、それが非常に珍しいことだからこそ、ニュースになり話題になる。

世間の人たちは、専業主婦がとりたてて不満もなく子育てをしていると思っているのだろうか?確かに、子どもはかわいい。でも、常にどこか物足りない、満たされない気持ちが渦巻いているのが実情だと思う。私はそうだ。私の場合、細々とではあるが仕事を続けられるということが、唯一の心の拠り所である。社会との接点が欲しい、ということではない。子育て以外の、自分の時間が欲しいのだ。

思い悩むことが多くなり、子育て本に助けを求めてみる。手当たり次第、というか検索してヒットした本を適当にみつくろって購入し、読んでみた。

まずは柏木惠子著「子どもが育つ条件ーー家族心理学から考える」。これは実に読み応えがあった。悩める母親から相談を受けたら、私はこの本をすすめるだろう。

子どもが育つ条件―家族心理学から考える (岩波新書 新赤版 1142)Book子どもが育つ条件―家族心理学から考える (岩波新書 新赤版 1142)

著者:柏木 惠子
販売元:岩波書店
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一方、かなり赤裸々に子育ての悩みを書いた本もある。結木美砂江著「みんな悩んでママになる」がそれだ。「いままでの出産、育児の本は、その裏側の部分を故意に隠しているのではないかと勘ぐりたくなるほど触れようとしていない(本文より引用)」 とあり、激しく共感。

Bookみんな悩んでママになる (学陽文庫―女性文庫)

著者:結木 美砂江
販売元:学陽書房
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そして七田眞著「子どもの知力を伸ばす300の知恵」。子どもにどう教育するか、という点においては参考になる部分が多いが、「父親が忙しくて育児にあまり参加できない」ことを前提としている点が解せない。恐ろしいことに、これが日本における絶対的な前提であるような気がする。

子どもの知力を伸ばす300の知恵 (PHP文庫)Book子どもの知力を伸ばす300の知恵 (PHP文庫)

著者:七田眞
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こうして本を読み進めると、いやでも現実を見据えることになる。夫と、もっと話し合う必要があると痛感した。長女を妊娠した時点で、子育てについての方針を話し合っておくべきだったと思うが、今からでも遅くない。このまま黙って不満を抱えていたら、私は爆発するだろう。ある日突然、家族を捨てたくなるかもしれない。

そういえば映画でもあったな。メリル・ストリープ、ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア主演の「めぐり合う時間たち」で、主婦役のジュリアン・ムーアは息子と夫を捨てる。そうしないと自分がずぶずぶと溺れて息ができなくなりそうで。

めぐりあう時間たちDVDめぐりあう時間たち

販売元:アスミック
発売日:2005/11/25
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私も少し、生活を変えたほうがいいのかもしれない。自分が行動を起こさないと、何も変わらないから。

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